レーザー脱毛の原理と掛かる期間

レーザー脱毛の原理と掛かる期間

レーザー脱毛の基礎知識

レーザー脱毛とは

永久脱毛と称される脱毛法の中でも非常にポピュラーで、今では家庭用の脱毛器具まで販売されるようになったレーザー脱毛ですが、そもそもどんな原理で脱毛しているのでしょうか。

これはレーザー光が特定の色に吸収されるという特性を活かして行われる脱毛方法で、脱毛の場合、黒か茶色に吸収される波長のレーザーを照射します。

ですので、皮膚の表面には影響を与えずに、毛根のメラニン色素にだけ熱を持たせて破壊することができ、ムダ毛が自然に抜け落ちるという仕組みです。

ただし、レーザー脱毛によって永久に脱毛されるのは、成長期期間にあたるムダ毛のみなので、1回の処置では20%程度しか永久脱毛されていないことになります。

したがって、毛周期に合わせてレーザー脱毛を数回繰り返す必要があり、また肌の回復を待つという意味でも、2~3ヶ月に1回の割合で照射していくことが必要です。

また、レーザー脱毛は、レーザー光を黒や茶色に吸収させるというその原理上、肌の色の濃い人や日焼けをしている人の場合は火傷を起こしたり、照射の際の痛みが激しかったりするため、施術できないこともあるようです。

レーザー脱毛の歴史

今でこそ、永久脱毛の看板のようになっている「レーザー脱毛」ですが、これほどに普及しだしたのはここ10年のことだそうです。

ではこのレーザー脱毛は、どのようにして生まれたのでしょう。

そもそもきっかけは、ハーバード大学のロックス・アンダーソン博士のチームがレーザーを用いて目の周りの痣を取り除く治療をした時に、偶然眉毛が生えてこなくなったという事実に着目したことから始まりました。

これをきっかけに研究を重ね、1983年に「選択的光熱融解理論」発表します。

これは「光は生体中の特定の色素のみに光熱融解を起こさせる」という理論で、つまり、レーザー光は肌のメラニン色素にはなんら影響を与えることなく、毛根のメラニン色素にのみ吸収させることが可能であることを示唆していました。

この研究を引き継いだのが同じハーバード大学のメラニー・グロスマン博士で、1996年、レーザー光を照射させた際に肌を傷めることなく毛根部のメラニン色素だけに吸収させ、毛根を破壊する実験に成功しました。

つまりレーザー脱毛が誕生したのです。

しかし、これはメラニン色素の少ない白人向けだったため、1997年に日系物理学者のフルモト博士がメラニン色素の多い日本人にも用いることのできるレーザーを開発し、こうして日本でもレーザー脱毛が普及していったのです。